こんにちは、sharoaです。
以前、薬の飲み忘れを減らすLINEサービス「おくすリング」をリリースしたことをご紹介しました。
今回は、リリース後の機能改善として、家族への服薬通知と家族共有画面を改善したので、その内容をご紹介します。
目次
はじめに
おくすリングは、LINEで服薬をお知らせし、服薬状況を家族と共有できるサービスです。
リリース後も、サービスがきちんと動いているかを確認しながら、より使いやすいサービスにするための改善を考えていました。
今回は、家族が服薬状況を確認するときの使いやすさと、家族共有の分かりやすさに着目し、2つの改善に取り組みました。
今回改善した機能
1. 家族への服薬通知にリンクを追加
家族が服薬状況を確認しやすくなるよう、服薬通知にサービスへのリンクを追加しました。
通知を受け取ったあと、必要な情報へアクセスしやすくすることを目的としています。
毎日使うサービスだからこそ、通知を受け取ってから確認するまでの手間をできるだけ減らしたいと考えました。
<改善前>

<改善後>

2. 家族共有画面の改善
もう1つは、家族共有画面の改善です。
これまでは、自分が招待した相手が一覧に表示される仕様でした。しかし、家族共有は自分から招待する場合だけでなく、相手から招待されて共有を始める場合もあります。
そのため、自分が招待した相手だけでなく、自分を招待した相手も一覧で確認できるように修正しました。
また、家族共有の相手を視覚的に判別しやすくするため、LINEから取得したプロフィール画像を一覧に表示するようにしました。プロフィール画像が取得できない場合は、人型のアイコンを表示することで、画像の有無にかかわらず画面が自然に表示されるようにしています。
共有解除ボタンについては、招待した側にのみ表示する仕様としました。
家族共有の関係を考慮し、それぞれのユーザーが必要な情報を確認できることに加え、相手を視覚的に判別しやすくすることや、共有解除の操作が意図しない形で行われないことを意識しました。
<改善前>
家族一覧には人型のアイコンが表示されていました。

<改善後>
LINEから取得したプロフィール画像を表示するようにしました。プロフィール画像を設定していない場合や取得できない場合は、従来どおり人型のアイコンを表示します。

実装で意識したこと
今回の改善では、新しい機能を追加するだけでなく、既存の仕組みを活かしながら修正することを意識しました。
特に家族共有画面では、招待した側と招待された側の両方から、同じ家族共有の関係を確認できる必要があります。
そのため、どちらの立場でログインしているかによって表示する相手を切り替え、共有解除ボタンも招待した側にのみ表示するようにしました。
サービスの利用者が増えた場合にも、それぞれの立場で自然に使えるよう、表示内容や操作できる範囲を考えることが大切だと感じました。
動作確認・テスト・デプロイ
実装後は、招待した側と招待された側の両方のユーザー画面で動作確認を行いました。
また、テストとRuboCopを実行し、問題がないことを確認したうえで、本番環境へのデプロイまで完了しました。
機能を実装するだけでなく、複数のユーザーの立場から動作を確認し、既存機能への影響にも注意しながらリリースすることの大切さを改めて感じました。
今後の展望
おくすリングは、リリースして完成ではなく、これからも改善を続けていきたいと考えています。
現在検討しているのは、服薬履歴を確認できる機能です。
最初の通知後、再通知が送られる前に服薬を記録した場合と、再通知後に記録した場合を区別し、服薬状況を振り返れるようにしたいと考えています。
また、直近3か月分の履歴を確認できる仕様を想定しています。
まずは既存の服薬記録や通知処理の実装を確認し、現在の仕組みを活かして実現できる方法を検討していきます。
さらに、今後はAIを活用した機能の追加にも挑戦してみたいと考えています。
機能を増やすことだけを目的にするのではなく、利用する方にとって本当に役立つ機能なのかを考えながら、改善を重ねていきたいです。
技術スタック
おくすリングでは、以下の技術を使用しています。
- Ruby 4.0.6
- Ruby on Rails 8.1.3.1
- PostgreSQL(Neon)
- Render
- LINE Login
- LINE Messaging API
- GitHub Actions
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の改善を通して、サービスをリリースした後も、利用する方の立場から使いやすさを考え、細かな部分を見直していくことの大切さを感じました。
また、家族共有のように複数のユーザーが関わる機能では、それぞれの立場から操作や表示を考える必要があることも、改めて学びました。
これからも、既存の仕組みを理解しながら改善を重ね、より安心して使っていただけるサービスを目指していきます。
ぜひ、おくすリングもご覧いただけるとうれしいです。
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